父が入院をするようになってから、最後の事を考える機会が増えて海洋散骨をしたいと言うようになりました。初めは父の想いを受け入れるのができず、真剣に話も聞かないでいました。父は自分の死期が近づいてきていることをわかっていたのだと思います。真剣に訴えてくる父の姿に、家族の気持ちも変わり海洋散骨をすることにしました。生前予約することができると知り、父は自分の最後をどのようにするのか決めていきました。最後を自分で決められるのは幸せなことだと感じました。東京の海で海洋散骨をするので、自宅からも近く私も身近に父を感じられるかもと思いました。スタッフの方と話を進めていきましたが、とても話しやすく何でも相談できるのは嬉しかったです。自分の最後を決めることで、心置きなく人生の幕を閉じることができると父は嬉しそうに話していました。父らしい最後の別れ方だなと感じました。身近な父の友人も船に乗ってもらうつもりでいました。感謝の想いも込めて、お世話になった方に別れがしたいという父の気持ちも十分に伝わってきました。生前予約をしてから3か月後に父はなくなり、父の願い通り海洋散骨ができました。素晴らしいセレモニーになり、父の選らんだ最後の別れに感動しました。