私は10年勤めた会社を退職し、居酒屋を開業しました。いわゆる脱サラというもので、以前からお酒が好きだったこともあり夫婦二人で小さな居酒屋を経営したいという夢を実行に移したのです。居抜き物件を探すなど開業資金をできるだけ安く抑えることに注力し、ついに開店することができました。 営業は好調で、常に店の中にお客さんがいるという理想的な状態になりました。しかし、時間が経つにつれて問題が浮かび上がってきました。最も大きい問題は、人手不足です。夫婦二人で運営しているため、一人が料理を作りもう一人が注文を受けて配膳を行うという役割分担で進めてきましたが、お客さんが多くなると注文が間に合わないのです。 新たに店員を雇うと人件費が高騰することもあり、「日本システムプロジェクト」のセルフオーダーシステムを導入することにしました。タブレット端末を各席に置いて、お客さんが自分で操作して注文を出せるシステムです。当初は私たちもお客さんも操作に慣れていなかったこともありサポートのお世話になりましたが、居酒屋が営業している深夜の時間帯でも対応してもらえたことが非常に心強かったです。 セルフオーダーシステムを導入にしてからは、多少のゆとりを持って営業できるようになりました。